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デモカーS2000のフロントサスバネレートを22kgへ交換して富士スピードウェイでテスト

HMR S2000 サスペンション交換

HMR HONDA(エイチエムアール ホンダ)のイシケンです。富士2分切りを目指して作っているデモカーS2000ですが、2月の富士テストで2分1秒45のベストタイムを記録し、そこでの課題であったフロントのバネレートUPとブレーキ剛性のUPのパーツが届いたので取付けしました。フロントのサスペンションは現在バネレート20kgなのですが、これを22kgに変更します。HMR S2000 サスペンション交換HMR S2000 サスペンション交換まずはフロントサスペンションから交換です。

デモカーS2000(AP1)フロントサスペンション交換

S2000のフロントサスペンション交換はアッパーアームを切らないと外せないので少し厄介です。HMR S2000 サスペンション交換車高調を取り外したらサスペンションを外します。SPIRITの車高調はカヤバのバネを使っています。HMR S2000 サスペンション交換22kgのバネに組み替えます。HMR S2000 サスペンション交換HMR S2000 サスペンション交換車体に戻して左側が完了です。HMR S2000 サスペンション交換反対側も同様に作業します。HMR S2000 サスペンション交換HMR S2000 サスペンション交換 HMR S2000 サスペンション交換さくっと取り付け完了です。HMR S2000 サスペンション交換

デモカーS2000(AP1)フロントパッド交換

続いてフロントのパッドを交換します。今回はレーシングパッドをアクレさんに用意してもらいました。ブレーキの効きは問題ないのですが、ペダルのストロークがかなり深くまで行ってしまうので、レーシングパッドに交換して剛性を上げることが狙いです。HMR S2000 フロントパッド交換これまでフロントキャリパーはアクレさんでワンオフしてもらった4podだったのですが、1月に純正キャリパーに戻しました。なのでパッド交換はとても簡単です。HMR S2000 フロントパッド交換こちらが取り外したパッドです。1月に新品でアクレさんのフォーミュラ800Cを入れて2度くらいサーキットを走っただけなのでまだまだたっぷり残っています。HMR S2000 フロントパッド交換 HMR S2000 フロントパッド交換このパッドはAP2でデモカー2号機を作る予定なのでそちらへ回します。で、こちらがレーシングパッドです。HMR S2000 フロントパッド交換ささっと交換完了しました。HMR S2000 フロントパッド交換 HMR S2000 フロントパッド交換最後にアライメント調整をしました。HMR S2000 アライメント調整 HMR S2000 アライメント調整フロントのバネレートがUPしたので、そのままだと車高が上がります。また、バネレートがUPになるので、フロント荷重を少しずつ抜くようなシーンで跳ね返りが強くなると思い、これまでよりフロント車高を2mmほど下げました。アライメント数値はこれまで同様の数値でセットしました。これで富士スピードウェイに行ってテストしてきました。

デモカーS2000 富士スピードウェイテスト

もうかなり暖かくなってしまったのでタイムをどこまで狙えるのか微妙ですが、今回のチューニング内容のフィーリングチェックには特に問題ないです。富士山はまだまだ雪化粧でしたけどね (^^) デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイこの日は週末のスーパーフォーミュラレースのためピットは貸出しておらず、駐車スペースにテントを張ってピットを設営しました。デモカーS2000 富士スピードウェイ1本目の走行は減衰力がどの位置がいいのかを探っていく感じでした。これまではフロントバネレートが20kgでリアが22kgでした。その時の減衰力はフロント1段戻し、リアは15段戻しでした。ここからフロントのバネレートが22kgになったので、フロントは0からスタートし、リアは前後のロール剛性を考えて10段戻しからスタートしました。なぜリアを上げたのかというと、フロントのバネレートが上がってロール剛性が上がったので、このままで前回と同じリア15段戻しからスタートするとフロントが硬くて曲がらなくなるんですね。なので、リアは減衰力を前回より上げてロール剛性(厳密には減衰力で調整はしない方がいい)を上げてフロントが入るようにするイメージでスタートしたのです。デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイ走り出しから早速アンダー(笑) コーナー入り口でフロントが逃げるので、これはフロントが柔らかい状況で、コーナー出口のトラクションをかけるところではリアが滑るという感じでした。すぐにピットインしてフロントの減衰を5段上げ、リアも2段上げました。これで少しフィーリングは改善したので、一度アタックしてみて2分1秒55のタイムがでました。ベストからコンマ1秒落ちのタイムはこの日の気温を考えるとかなりいいタイムです。

ブレーキパッドの交換はどうだったかというと、1コーナーやダンロップコーナーでのブレーキングではかなり効果が高く、しっかりと止まるようになりました。その反面、軽いペダルタッチでフロントの荷重を調整するようなコーナーでは効き過ぎてとても扱いが難しい感じになってしまいました。このバランスが取れたパッドなら失敗する可能性が低くなりタイムをコンスタントに刻めそうだなという印象です。

2本目はリアの減衰力をもっと上げてスタートしました。1本目の走行後、まだまだリアは上げてもいい感じでしたので1本目最後からさらに2段上げてスタート。デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイ途中でリアの減衰力をさらに上げていきながら美味しい位置を見極めようと思いましたが、意外とこの位置がよくてとても乗りやすい感じでした。唯一、第2セクターがベストを出した時に比べると遅い状況でした。相対的にフロントの入りが悪い感じは続いていて、それが第2セクターではタイムに現れる感じです。デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイそれでも2本目で2分フラットが見えてくるくらいのタイムが出せそうでしたが、何度も引っかかりタイムが出せず、ようやくクリアでタイムが出そうなところでガス欠・・・。幻の2分00秒台となりました。この後すぐに3本目の走行枠があり、その枠は速い車両のクラスだったのでここでベスト更新をと意気込んで出て行きましたが、今度は7000rpm以上吹けなくなる(リミッターが当たったような感じ)になり終了。デモカーS2000 富士スピードウェイCPUをリセット(バッテリーのマイナス端子を外して10分放置)して再度コースインしたら改善しました。何が原因でこうなったのかはわかりませんが、ガス欠やレブリミットに当てたりしたので何か誤作動したのかもしれません。

昼休憩を挟んで4本目の走行に臨みました。セットはそのままです。デモカーS2000 富士スピードウェイこの枠ではまたもクリアが取れずでベスト更新ならず。走る予定はなかったですが最後の5本目も走行することにしました。この日で一番気温は下がっていて、もしかしたら一番いい条件かも?という感じでした。リアの減衰力は更に2段UPしてコースインしました。車のフィーリングは良かったのですが、今度は縁石に乗るとその後リミッターがかかったように吹けなくなる症状が発生。まるでレースゲームのお仕置きモードみたいな感じです。これによって全く縁石が使えなくなったのでベストを更新するどころの話ではなくなりました。縁石を使わない走行では2分2秒フラットくらいが精一杯でした。デモカーS2000 富士スピードウェイ デモカーS2000 富士スピードウェイこうしてこの日のテストは終わりました。縁石に乗って吹けなくなる症状は燃料系が一番怪しいと思われます。縁石の振動で燃料系のカプラーが接触不良を起こして電気が流れず燃料カットがされ、落ち着くと通電して普通に戻る。もしくは、昔のホンダ車であったCPU内のはんだがヒビ割れて接触不良を起こしつつあるか。

何にしても簡単に特定できる症状ではないですが、まずは燃料ポンプ、インジェクターを交換してみようと思います。直ったかどうかを判断するのにサーキット行って縁石に乗らないといけないのが厄介なところです(笑)

トラブル系の話からは変わり、チューニングの今後のプランです。第2セクターでのタイムアップを狙うべく、リアの車高調をまた仕様変更することにしました。リアのロール剛性をさらに上げてフロントの入りを良くするのと、出口でのリアのトラクション不足を解消するため、リアは24kgのバネレートに変更してヘルパースプリングを投入します。そして、フロントのスタビをタイプS純正に変更してみようと思います。今はAP1純正のスタビでタイプSのスタビになると少し径が小さくなります。AP2ほどではないので、適度な剛性は保てるかなと思ってます。

この冬には2分切りできませんでしが、来年には切りたいですね~。また色々とテストしていきます!今回の様子はYoutubeでも配信していますので、どうぞご覧ください。

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