デモカーS2000とDC5のテストで富士スピードウェイに行ってきました

HMR S2000 DC5 富士テスト

HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。新年明けて最初の営業である1月4日に富士スピードウェイにテストに行ってきました。お店は営業していますが、チーフメカニックのムラマツと2人でテストです。この週末にFuji-1GPというお遊びの4時間耐久レースがあり、それにS2000とDC5を出そうと思っているのでそのチェックという感じですね。

デモカーS2000は片寄りとブレーキ問題が解消したので現状のバランスチェック

S2000は車が左に寄って行ってしまう症状がコーナーウェイトの問題だったのでそれが改善されたのと、ブレーキマスターバックが故障してフカフカ状態だったのも解消したことで、ようやくまともに走れる状態になりました。この1年でチューニング的なことはリジカラを前後に装着し、フロントロアアームのブッシュを強化タイプに変更。あとはエンジン吸気周りの冷却対策を行った感じです。そして、ファイナルを4.444に変更しました。昨年までの富士ベストタイムは2分2秒43でした。この冬の間に2分を切りたいなと思っています。そのためにはフロントの回頭性を上げないといけないため、バランスをチェックしてアンダーを消す方向でセットアップしたいと考えてテストメニューを組んできました。

午前中1本目の走行では現状でのアンダー具合をチェックし、フロントの減衰力調整でまずはアンダーがどう消えるのかを確認しようと思っています。そして、減衰でいいところが見つかったら次はGTウィングの角度調整をしてアンダーをより消していこうと考えています。

そんな感じでコースインした1本目。これまでのセットデータからフロントの減衰力は1ノッチ低くスタートしました。気温がかなり低いのでタイヤをしっかりと暖めて、数周してからまずはタイムだしという感じでアタックしてみました。結果は2分3秒台。アンダーがかなり強い感じで、ターンインでアンダーではなくて回り込んだ先のステアリング切れ角が多くなるところでアンダーだったので、減衰力を1ノッチ上げてこれまでのデータ通りに調整して再度コースイン。
奥でのアンダーは消えて乗りやすくなり、2分2秒7くらいのタイムがでました。

2本目のアタックに向けて車高調整するもトラブルで終了

2本目に向けての改善点で、GTウィングを調整するなどを元々は考えていましたが、どうもフロントブレーキが効きすぎて前のめりになり、ターンイン時にリアが浮きすぎてテールスライドする傾向にあるなと感じたので、この場でできる対策としてリアの車高を1ターン下げてみました。
これで2本目コースインしてすぐにアタック。想定通りブレーキングはかなり楽になり、ターンインでリアがスライドする感じはおさまりました。長い直線からのブレーキング~ターンインの箇所は良くなったのですが、第3セクターの上りながら曲がるところでは大きくタイムロスになりました。やはりリアを下げるとアンダーが出て曲がらないです。
結果的にコースインして2周目のアタックでは2分3秒前半のタイムになりました。
もう少しこのバランスでの乗り方を変えようと3周目もそのままアタックしましたが、ダンロップ先でクラッチマスターシリンダーが壊れてクラッチが切れず、ミッションが入らなくなってストップしてしまいました。このS2000ではサーキットで止まってしまうのはこれが初めてですね。S2000 クラッチフルード漏れピットに戻ったらクラッチフルードがダラダラと漏れていました。これでS2000の走行は終了となりましたが、今回のテストで見えた課題はまたまたブレーキです。フロントが効きすぎているので、これを改善しないと変な車高の前後バランスになってしまいます。今はアクレの4PODキャリパーが入っていますが、これを純正に戻してみようと思います。
そして、アンダーを消すためにフロント下がりにしたいので、リアがターンインの時に滑り出さないアライメント調整を施そうと思います。本当はフロントにカナードやアンダーディフューザーがあれば車高を下げなくてもフロント荷重が増えるので前後車高は水平で行けるのですが、車検対応仕様では難しいので仕方ないです。

午後はDC5のテスト

HMR DC5 富士テスト午後の枠ではDC5のテストを行いました。DC5は完全にFuji1-GP用に耐久仕様で作っていて、主にメカニック達のお勉強車という感じで自分たちで作って自分たちで乗ってまた改善するというスタイルを取っています。ただ、今回は富士スピードウェイでのテストなのでライセンスの関係で私が走らせました。HMR DC5 富士テスト10月にも富士を走らせましたが、そこからの変更点はロールケージを組んだことと、内装をそれに合わせて取っ払いました。そして、フル強化ブッシュに変更しタイロッドを逆刺し仕様に変更しました。
早速コースインしてみると、これが真っすぐすら走るのが困難な状況。。。HMR DC5 富士テスト HMR DC5 富士テスト
左と右で曲がり方が全然違うわ、いきなり滑り出すわでとても危険が仕様になっていました。この原因はタイロッドの取付位置です。DC5は純正の位置からずれていくととても危険な仕様になっていくのですが、それが顕著に表れた感じです。逆刺しのタイロッドもかなり悪さしている感じで、前回までもタイロッドはバンザイ状態でしたがまだまともに走れていました。
危険すぎるので数周で終了しました。HMR DC5 富士テストそして終わってみたらフロントキャリパーのブリーダー部分からフルード漏れも発生している始末。この週末のFuji1-GPには間に合わないことになってしまいました。ブレーキはブリーダーを発注して交換すれば大丈夫だと思いますが、足回りのセットを見直さないとです。次回に向けては逆刺しタイロッドを普通に戻してまともに走れるかチェックしたいと思います。
また出直してきます!!

この日の様子はYoutubeチャンネルにアップしていますのでご覧ください。

S2000走行シーン

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